白鳥鈴奈詩集

オリジナルの詩とショートストーリー・・・生きる喜び。愛の言葉。時の流れるままに

2019-10-04 (Fri)

詩 「そろそろ」

詩 「そろそろ」

「そろそろ」 今日は涼しいので窓を開けて網戸越しに スズメたちを見ていた。もっと近くでみたいと私は そろそろと近寄っていった。まだ、大丈夫。もっと。もっと。ワン!ワワン! 犬の大きな声に驚いて スズメたちは一斉に飛んでいってしまった。 私は知っている。 木の枝の上から見下ろしているのを。ほんの5分もしたら戻ってくるかもしれない。そうしたいに 違いない座布団を折り畳んで寝たふりしよう。 心地よいそよ風に頬...

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「そろそろ」

今日は涼しいので
窓を開けて網戸越しに
スズメたちを見ていた。

もっと近くでみたいと
私は そろそろと近寄っていった。

まだ、大丈夫。もっと。
もっと。

ワン!ワワン!
犬の大きな声に驚いて
スズメたちは一斉に飛んでいってしまった。

私は知っている。
木の枝の上から見下ろしているのを。
ほんの5分もしたら
戻ってくるかもしれない。
そうしたいに 違いない
座布団を折り畳んで
寝たふりしよう。

心地よいそよ風に頬をなでられ
ウトウトとして気がつくと
コツ。コツ。トン。トン。
音がする。

もしや?
ゆっくり体を回して
頭をあげて見てみると
すぐそこで
またスズメが黙って
静かに食べている。

私を起こさないために?
私に気がつかれないために?
なんてことは ないだろうけど

声をひそめていても
そのかわいい小さなくちばしと
小さなあんよの
小さな音で
あなたたちのこと
わかってしまうのよ。

白鳥鈴奈
2019-10-04 (Fri)

詩 「雀の水浴び」

詩 「雀の水浴び」

「雀の水浴び」 大きな水たまりで雀の水浴び。 小さな白いおなかを ふっくら ふくらませて ばしゃばしゃ ぶるぶる。 通り過ぎるのが おしいなあ。 私も 一緒に入れてくれない? 白鳥鈴奈...

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「雀の水浴び」

大きな水たまりで
雀の水浴び。

小さな白いおなかを ふっくら
ふくらませて
ばしゃばしゃ ぶるぶる。

通り過ぎるのが おしいなあ。
私も 一緒に入れてくれない?

 白鳥鈴奈
2019-10-02 (Wed)

詩 「永遠」

詩 「永遠」

  「永遠」  水は水  大地を潤し  生き物に憩いを与え  寄り道たくさんいたすれど  いずれは川となり流れゆき  海にまでも流れゆき  中でゆらゆらしたれども  いつしか空に舞い上がり  雲となって流れゆく  ガンジスのほとりまで行くもよし  アンデスの山まで行くもよし  麗しの彼女の涙になるもよし  月夜の湖の水になるもよし  氷河となってしばし眠るもよし  どこまでいっても  いつまでたっ...

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  「永遠」

 水は水

  大地を潤し
  生き物に憩いを与え
  寄り道たくさんいたすれど

  いずれは川となり流れゆき
  海にまでも流れゆき
  中でゆらゆらしたれども
  いつしか空に舞い上がり
  雲となって流れゆく

  ガンジスのほとりまで行くもよし
  アンデスの山まで行くもよし

  麗しの彼女の涙になるもよし
  月夜の湖の水になるもよし
  氷河となってしばし眠るもよし

  どこまでいっても
  いつまでたっても
  水は水

   白鳥鈴奈

2019-10-02 (Wed)

詩 「Blue Clover」

詩 「Blue Clover」

「Blue Clover」行ってみました昨日夢見たあの場所へ昔よく探した あの場所へきっとそこにあるはず幸せのクローバーきっと どこかにあるはず私の Blue Clover私のあなたへの愛は幸せのクローバー探しのように小さく埋もれて目立ちませんだけど見つけてください気がついてください私の愛にどうか 私を想ってください 白鳥鈴奈...

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「Blue Clover」

行ってみました
昨日夢見たあの場所へ

昔よく探した あの場所へ

きっとそこにあるはず
幸せのクローバー

きっと どこかにあるはず
私の Blue Clover

私のあなたへの愛は
幸せのクローバー探しのように
小さく埋もれて目立ちません

だけど見つけてください
気がついてください
私の愛に

どうか 
私を想ってください

 白鳥鈴奈

2019-10-02 (Wed)

詩 「盛夏の薔薇の主張」

詩 「盛夏の薔薇の主張」

「盛夏の薔薇の主張」華やかに咲き乱れる 春のバラを見た人は真夏のバラも まだあんなにも色とりどりに咲いているとは思いもよらないに違いないそんな真夏のバラを見た ある心優しい人が気の毒そうに こうつぶやいたこんな暑い日でも まだこんなに一生懸命に咲いているのに誰も見に来てくれないなんて かわいそうに・・・と。それを聞いた薔薇たちはこう言うだろう誰も見に来てもらえなくて 私たちがかわいそうですって?と...

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「盛夏の薔薇の主張」


華やかに咲き乱れる 春のバラを見た人は
真夏のバラも まだあんなにも
色とりどりに咲いているとは
思いもよらないに違いない

そんな真夏のバラを見た ある心優しい人が
気の毒そうに こうつぶやいた

こんな暑い日でも まだこんなに一生懸命に咲いているのに
誰も見に来てくれないなんて かわいそうに・・・と。

それを聞いた薔薇たちはこう言うだろう

誰も見に来てもらえなくて 私たちがかわいそうですって?

とんでもない!それは全くの見当違いです

なぜなら私たちは 人に見てもらうために咲いているわけではないのです!

私たちはこの定められた大地で
太陽と天の恵みを受け呼吸して
喜びも苦しみも分かち合って
自分たちのために生きているんです!

仮に私たちが一番美しい時に 誰も見に来てもらえなくても
私たちには全く関係ないんです!

ですが、もしどうしても 心優しいあなたが
私たちをそんな風に 可愛そうにと思ってくださるなら

冬の凍えそうに寒い日も 台風の強風に折れそうになる日も
真っ暗な闇夜の中でも 私たちたちはずっとここにいます

そんな私たちを見た時も かわいそうにって
思ってくれますか?
わざわざ見に来てくれますか?

   白鳥鈴奈