白鳥鈴奈詩集

オリジナルの詩とショートストーリー・・・生きる喜び。愛の言葉。時の流れるままに

Top Page › ポエム › 詩 「盛夏の薔薇の主張」
2019-10-02 (Wed)  18:32

詩 「盛夏の薔薇の主張」

「盛夏の薔薇の主張」


華やかに咲き乱れる 春のバラを見た人は
真夏のバラも まだあんなにも
色とりどりに咲いているとは
思いもよらないに違いない

そんな真夏のバラを見た ある心優しい人が
気の毒そうに こうつぶやいた

こんな暑い日でも まだこんなに一生懸命に咲いているのに
誰も見に来てくれないなんて かわいそうに・・・と。

それを聞いた薔薇たちはこう言うだろう

誰も見に来てもらえなくて 私たちがかわいそうですって?

とんでもない!それは全くの見当違いです

なぜなら私たちは 人に見てもらうために咲いているわけではないのです!

私たちはこの定められた大地で
太陽と天の恵みを受け呼吸して
喜びも苦しみも分かち合って
自分たちのために生きているんです!

仮に私たちが一番美しい時に 誰も見に来てもらえなくても
私たちには全く関係ないんです!

ですが、もしどうしても 心優しいあなたが
私たちをそんな風に 可愛そうにと思ってくださるなら

冬の凍えそうに寒い日も 台風の強風に折れそうになる日も
真っ暗な闇夜の中でも 私たちたちはずっとここにいます

そんな私たちを見た時も かわいそうにって
思ってくれますか?
わざわざ見に来てくれますか?

   白鳥鈴奈

最終更新日 : 2019-10-02

Comment







管理者にだけ表示を許可