白鳥鈴奈詩集

オリジナルの詩とショートストーリー・・・生きる喜び。愛の言葉。時の流れるままに

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2013-01-08 (Tue)  00:58

「親ばか」


「親ばか」

あれほど昨日は心配したのに。

昨日とうってかわり、元気になった愛犬。

なんともなくてよかったと

メールでも仕事から帰ってきてもその話ばかり。

「もう悪い性格は治らなくていいから

どうか愛犬の悪い病気を治してください

ってお願いしたの。」

そうあなたに話すと

「誰に?病院の先生に?」

なんて、あなたはいたずらっぽく言ったの。

「どうせなら、病院に、着物と袴を着せて

行ったらよかったのにね」

なんてまたふざけて笑って言ったの。

「そんなことをしたら、若い看護師さんたちに

こんなバカな飼い主がいた」って

すぐに2CHかツイッターで広められちゃうわ

って私も笑ったの。

その時、思い出していたのよね。

クリスマスに赤いサンタ服を着せて街に出かけたら

可愛い可愛いと注目されたものだから、

調子にのってお正月に、愛犬たちに着物と袴を着せて

公園を散歩していたのよね。

そうしたら、出会ったあるご婦人が、

可愛いですねと口では言いながらも

両手をポンポン合わせてたたきながら

お腹をブルブル震わせて、

必死に目に笑いの涙をこらえていたのよね。

あれは恥ずかしかったわね。

公園で振り袖を着た猫と

袴をはいた猫を見かけたら

私も涙をこらえていたに違いないわ。

笑い話ついでに、

トイレを覚えるのに5年もかかったなんて

からかうように言うものだから、

私が3年よと訂正したのよね。

大変だったことも、楽しかったことも、

こんなことも、あんなことも

今になれば、どれもみんな楽しい思い出なのよね。

最終更新日 : 2015-08-04

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